自宅の湯が温泉のような乳白色に 細かな気泡でリラックス効果

2020年12月30日

【レポート/リンナイ】

温泉のような乳白色の湯が湯船に広がる

コロナ禍で、在宅時間が長くなり、自宅で快適に、リラックスして過ごしたいと考える人が増えている。そんな時世にマッチして、リンナイのマイクロバブルバスユニットが好調だ。2020年4月の販売開始から前モデルの20倍以上の出荷実績を上げている。

マイクロバブルバスユニットは給湯器に取り付けると、湯船に注ぐ湯に小さな泡を含ませることができる。ユニットで湯を加圧して空気と混ぜ、圧力が下がる噴出時に大量の気泡を作り出す。その数は1CC当たり1~100μmのマイクロバブルが約3万個、1μm以下のウルトラファインバブルが約242万個に上る。

マイクロバブルバスユニットが作り出した湯を実際に見ると、温泉を連想させる乳白色で、上質な湯に変わったと実感する。営業企画部の中尾公厚部長は「このお湯の白色にはこだわりました。マイクロバブルバスユニットは設置も簡単で、入浴剤などを使わなくても空気の泡で作ることができます。これまで家庭では得られなかったお湯の上質感やぜいたく感をぜひ体感してもらいたい」と強調する。

マイクロバブルバスユニット。これを給湯器に取り付ける

温浴効果など優れた効能 女性を中心に大きな反響

マイクロバブルは見た目だけでなく、得られる効果も多い。気泡が体を包み込むため、湯から体への熱の伝わりが緩やかになり、ゆっくりと体を温める効果がある。入浴後は高くなった体温を徐々に放出するため、さら湯に比べて高い皮膚温度が持続する。また、洗浄効果も高い。微細な気泡が皮膚の汚れに吸着し取り除くほか、毛穴にたまった皮脂汚れに気泡が吸着し、かき出すことで肌を清潔に保つ。実証試験でもマイクロバブル入浴の方が通常の入浴より固形汚れの除去率が1・5倍高いとの結果が出ている。

さらに、マイクロバブル入浴を体感した人からは、「湯触りが柔らかい」「肌がしっとりする」「肌が突っ張る感じが少ない」「保湿クリームを塗らなくてもよかった」など多くの声が上がっている。

中でも、リラックス効果については「お風呂の時間を大切にする女性を中心に多くの反響があります」と中尾部長はアピールする。

近年、シャワー入浴で済ませる人が多くなった。マイクロバブル入浴は新しい入浴文化の提案として、今後注目を集めていきそうだ。