【記者通信/2月28日】脱炭素先行地域に提案応募79件 山口環境相「よく集まった」

2022年2月28日

山口壮・環境相は2月22日、閣議後会見を開き、「脱炭素先行地域」の募集について、締め切った21日時点で提案数79件、計102の自治体から応募があったことを明らかにした。

脱炭素先行地域は2050年カーボンニュートラル社会の実現に向け、家庭や業務の電力消費に伴うCO₂排出量の実質ゼロに取り組むモデル地域。政府は脱炭素社会を実現するための過程を示した「地域脱炭素ロードマップ」で、少なくとも100か所の「脱炭素先行地域」で25年度までに地域特性に応じた取り組みの道筋をつけながら、30年度までに実行する計画を打ち出している。

記者からの質問に対し、山口環境相は「脱炭素というハードルが高い中、多くの応募をいただき感謝している。今後は年2回募集をする予定なので、自治体の方々にはしっかり内容を煮詰めていただき、応募していただければありがたい」と呼びかけた。