【特集2】写真で振り返る 被災設備の復旧と復興

2021年4月3日

東北エリアの太平洋岸全域を襲った巨大津波。震災からの早期復旧と復興がエネルギー事業者に課せられた使命だった。原子力、火力、再エネなど被災地に点在するエネルギー施設・設備の模様を写真で振り返る。

【原子力】安全性を維持した東北電力の女川原子力発電所。大きな被害を受けたものの「正常停止」を果たし、「避難所」として機能した。




【上】女川原子力発電所は津波の被害を受けたが、原子炉を「止める」「冷やす」、そして放射性物質を「閉じ込める」機能は正常に機能した。
【左下】火災によって被害を受けた原子力発電所内の高圧電源盤。所内の機器に電気を送る設備だ。自衛消防隊を組織して消火した。
【右下】地域の人々を避難所として活用した原子力発電所内の体育館。

【火力】災害乗り越え早期復旧を果たす――。大型火力が立ち並ぶ電源銀座、福島県では、東北電力や東京電力は安定供給を果たすべく、災害からの早期復旧に注力した。


【上】広野火力は夏場の供給力確保に間に合わせるべく、驚異的なスピードで復旧を成し遂げた。この広野と常磐共同火力では、現在、次世代型石炭火力「IGCC」の本格運転が始まろうとしている。
【左下】広野火力の発電所内は津波で車が押し流された。
【右下】中央奥は常磐共同火力。一面が津波も被害を受けた。

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